雑貨屋に入ると出てこられなくなる話
女子の皆さんの大半は、雑貨屋さんが好きだと思います。
嫌いな方、おりますか?
なんて言うんでしょう、魅惑的で幻想的、乙女でファンタジー、異次元空間へ迷い込んだかのような、ふわふわとした気持ちで、買うものが無くてもついつい入り込んでしまう甘い世界・・・。
幼い頃から大好きで大好きで大好きで、サンリオグッズの売っているタイプのお店に入ったら最後、なかなか出てこないので母親に叱られることばかり。
鉛筆・消しゴム・ノート・下敷き・ファイル・レターセット・ペンケース・・・
使わないのに量も種類もストックしておくのですね。
大人になってから、これらの処分は本当に大変でした。
今でも、モールや駅ビルなどにある雑貨屋にはふらりと立ち寄って眺めてしまう落ち着く空間は、昨今のカフェみたいなものなのでしょうか。
私は家で飲む緑茶が好きなのでカフェでお茶する習慣と言うのが全くありません。
喫茶店(昭和タイプの純喫茶w)に行きたがる夫の「あぁ、落ち着く」と言う心理が理解できなかったのですが、私が雑貨屋に行きたがるそれと同類なのでしょうか。
ファンシーなタイプでなくとも、昭和な古い「〇〇文房具店」と言うのもしょっちゅう行ってました。マンガを描いていた時は画材屋さんもよく覗きました。
私はどうも、1つの商品が種類別に分けられて並んでいたり、ダースでまとめて陳列している様がこの上なく好きだということに気づきました。
同じものの集合体
この様子がとても好きなのです。理由はわかりませんが、こういったフェティシズムも調べればあるのかもしれません(調べろ)
目で追っていくと違う種類になり、その先にまた別の商品が並び別のバージョンがあり・・・と次々と色んな情報が入ってくるテンポとリズムが、
興味対象がくるくると変わる傾向にある自分とマッチングするのかどうかは定かではありませんが、とにかく和んでしまうのです。
しかし、眺めて終わりなら良いのですが、これが何か買わなくてはいけない時となると大変です。選べません(笑) 選ぶまでに凄く時間がかかります。
こういった場合は、あちこち下調べして画像など撮っておき、家に戻ってから熟考して
いつまでも心に引っかかっているものを再確認するまで時間をかけたりします。
昔、一緒に買い物していたゲイのお友達に
「あたしはもう、こえりだちゃんとは百円ショップには行かない」とキレられたことがありました。
この事件により、雑貨屋やその手の類の店には一人で行くか、もしくは「ここを見たいからどこか見てきて」と促すように気を付ける事となりました。
そんな魅惑ワールド「雑貨屋」のお話です。
最後までお付き合い頂きましてありがとうございました。