介護の手前の手前、年老いた親たちの距離と管理
「介護の手前の手前」とは、つまりまだまだ元気なのですが。
わざと含みを持たせ表現にしてみました。
今日は夫の母、つまり姑さんなのですが、夫の実家まで車を走らせ病院の付き添いに行って参りました。
あまり「姑」と言う言葉が好きではないので、私のブログでは「義母」にしておきます。
私の実母と実父は離婚しておりますが、実父に引き取られていて父が再婚しているのであれば、父の奥さんが「義母」となるのでしょうが、実母に引き取られているので夫の母を「義母」とするパターンにしておきます。
ややこしい。
この説明は必要なかったですかね(笑)
今日は、それぞれの母たちの様子をレポートしているノートが非常に役立っているお話しを。
年末年始やお盆の帰省時、こういった病院の付き添い等があった時に、
- 病院・症状・結果・薬の種類
- 前後の様子(診察に至るまでの経緯)
- 訪問の際の手土産品
- 家の様子のチェック
等々をメモしておくと、次回別な病院にかかった時などに非常に助かります。
義母は持病もあるので積極的に病院にかかりメンテナンスをきっちり行っております。
息子夫婦に迷惑がかからないようにと気を付けてくれているのでありがたい話です。
あちこちのかかりつけ病院があり、全て付き添っている訳ではないのですが、地元の病院ではないので、ナニ病院がナニ科だったか、咄嗟には思い出せなかったり、
回数も多くなってくると、「あの病院での検査はいつで何の検査だったか・・・」を
医師の問診で、娘が的確に答えられないのも「付き添い」の意味があるのかなと、自分ながらに疑問も生じたからなのです。
ずっと記録してきたノートを、待合室でそっと見返して復習し、先生が話したことは全て書き留めておくと後々本当に便利です。
何より、色々覚えておくと義母も安心してくれます。
あれこれ世話を焼くのとはまた違った「不安の取り除き」に繋がっているのではと思います。
その他、手土産は前回とカブらないようにとか、食欲がなかった時に何を喜んだかなど
後からは思い出せない気づきのデータが豊富だと次回にとても有利です。
急な対応にも迷うことなく事前に買い物もできたりします。
家の様子のチェックは、長い帰省時の掃除・片付けに役立ちます。
さりげなく、修理箇所や掃除ポイントのチェックをしておき、事前にこちらで用意しておけば、盆暮れの忙しい時に慣れない街での買い物(陳列に慣れてないと探すのに苦労する)を短縮できます。
実母も義母も独り者(義父は早くに他界)で自由に暮らしていると、他人が掃除をしようとすると非常に嫌がります。(独り者ではなくとも嫌がる親も多いと思います)。
「掃除しますか?」と言うと絶対に「やらなくていい」と言われますので、
「ここ汚れているので交換しますね」と半ば強引にやった方が素直に喜んでくれます。
その際、やはりその時にいちいち点検してるより、事前に点検しているのでさっと対応できるのが良いのです。
(実母の場合は本当に嫌がるので、抜き打ちで不在時に合鍵で強行手段に出ております)
冷蔵庫のチェックも食生活だけでなく、ボケや痴呆の発見にも繋がりますが、いくら身内でも冷蔵庫や台所を荒らされるのを嫌がる姑さんもいるので、ここはデリケートな部分として、本人に伺ったほうが良いですね。
義母は冷蔵庫整理をすると喜ぶので、これは積極的にやっております。
手土産は、本人にあげるために持参すると「いらない」と言われることもありますので、仏前用としてさりげない物を持っていくようにしています。
一人なので、量は少なめに。
色々と記録したノートを、病院のパンフや検査結果、お薬手帳のコピーなどと一緒にクリアファイルケースに入れて「実母」と「義母」で管理をしております。
スマホのメモアプリでも何でも良いのですが、これは何となく手書きで行ってしまいますね。
うちは「母たち」に限られてしまいますが、実父・義父、祖母・祖父と家族が多ければ多いほど、覚えられる事も限られてくると思いますので、
避けて通れない問題であれば取り組みやすい状態にしておくのも一つの手段かと。
遠く離れた場所に住んでいて、まめに帰省できない場合は心配の度合いは計り知れない事と思います。
電話で健康状態などを聞くときもあるでしょう。その時にいつもより詳しく突っ込んで聞いたりして、話した様子を書き留めておくようにするとまた違うかもしれません。
親たちが年老いて、段々と弱って、病院にかかることが多くなってくると、
こんな風に元気でいられる日常が突然変わってしまうこともあるかもしれないと、夜につけ朝につけ、ふとした時に考え込んで不安になることが多々あります。
本当に多くなってきました、そんな時間が。
そんな場面に遭遇した時に、精神的ショックも金銭的なショックも色々と考えておかねばならないと、
「思う」だけではなくもう「準備」に入っている・・・と言う話でした。
重いテーマなのですが、これからも多くなるテーマ、よりほかの人の意見やブログも読みたいテーマです。
ここまで読んで頂き、ありがとうございました。