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40代主婦の七転八倒雑記ブログ

ハンコの行方

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 銀行に行きましたら、女子行員さんがフェイスシールドで待ち構えており、

逮捕されるかと思いましたが、どうやらシステムが変わった様子。

 

法人契約している地方銀行AやBは、インターネットバンキングで

振込はできるものの、カードを作っていないので

引き出しはこうして窓口まで出向いて行かなければなりません。

いつまでも昭和スタイルです。

 

引き出しはタブレットで入力し、通帳やカードの磁気部分をスライドし

受付番号を持っていくと、そこで印鑑を押印。

朱肉なしで、コードに繋がれた機械のクッション部分に押印すると

受付タブレットの画像に印影が映し出され、そこで認証をするようです。

 

大きな都市銀行などはとっくに導入しているのかどうかは知りませんが、

大多数の人が、カードやネットバンキングで引き出しや振込をしていると思いますのでこのシステム、意外と知らないのでは?!と思いました。

 

出張中の夫に「地銀Bのシステムが変わったんだよ」と報告しましたところ

「朱肉製造屋はどうなるんだろうな」と

私と同じ感想でしたが、その心配も夫婦して、とっても昭和です。

 

以前から取り沙汰されていた、日本の押印・捺印システムの未来を

本日、本気で懸念しました。

今日の段階では朱肉は無くともまだ「押す」と言う行為は残されてましたが、

デジタル押印・捺印はあっという間にどうにかなっていくのでしょうから

そこは頑張って従っていくしかないのだけれど。

 

私は子供の頃から「はんこを押す」と言う行為がとても好きだったので

この文化がそのうち消えていくのがとても寂しいです。

ハガキや封書の消印なども、いずれ消滅してしまうのでしょうか。

さすれば自然に「印鑑」の存在も消えゆくのでしょうか。

 

シャチハタの印鑑が主流でしたが

朱肉やスタンプ台を使って、圧によってできる濃淡や擦れ具合

またなんとも言えない味わいがあるんですよね。

 

文通をしていた頃に使っていたスタンプ類は

捨てられず、まだ残しております。

名前だけの印鑑や、シーリングスタンプと蝋、

平仮名、数字、ありとあらゆる絵柄のスタンプが

未だに捨てられません・・・。

 

ぐっと体重をかけてグリグリっと円を描くように押して

その間息を止め、願いをこめ、ぱっと手を離す。

押した印影には僅かながらでも自分の何かが投影され、

吹き込まれているに違いないのです。

 

 

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