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40代主婦の七転八倒雑記ブログ

希林さんとモッくんと仏教

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 義母のおすすめ

一切なりゆき 樹木希林のことば (文春新書)
 

 

この本は、希林さんが遺した言葉を雑誌のインタビューや

過去の対談などから集めて構成されているので

とても読みやすかった!の一言です。

義母がやたら絶賛していたのですが、

第1章を全て書き写してもいいかもと言うぐらい、

読後、数日たっておりますが、印象に残っております。

 

タイミング良く、NHKプロフェッショナル「本木雅弘未公開スペシャル」

も見たので、あの家に住み、あの部屋に住んでと

視覚からも情報がたっぷりと流れ込んできて、「樹木希林」と言う人物が

よりリアルになりました。

 

書きたい感想は多々ありますが、1つかいつまんでみると

「我々は、互いが互いにとっての提婆達多なんです」

と言う一節が心を捉えました。

破天荒な旦那様との関係を、釈迦と堤婆達多に例えておりました。

 

仏教の話がたびたび出てきたり、 

読経をしたりと、かなり仏教を重んじていたご様子で

死生観にもかなり影響があったようです。

 

プロフェッショナル未公開スペシャルの中で

モッくんがバンジージャンプをするにあたり

ジャンプする映像を「捨身飼虎」図のように撮ってほしかったと語ります。

「捨身飼虎」とは私も初めて耳にしたのですが、

法隆寺の宝物である「玉むしの厨子」の側面に描かれているもので、

・・・自らの体を崖から落とし粉々にし虎に与え子らと共に救ったと言う

お釈迦様の前世の物語を集めた『ジャータカ』と言う説話集の中にある

有名な話だとか。

 

これは希林さんの影響なのかなと、ちょっと思いました。

 

私ももうすぐ人生の折り返し地点に向かいますが、

「死生観」と言う言葉には凄く敏感になってきております。

 

タイミング良く、仏教の話が出たところでハタと思い出しました。

自分が卒園した幼稚園の園長さんがお坊さんであり、

園の中に寺があり、観音様があり、4月8日がお祭りで、

園でもらった「ダイバダッタ」と言う絵冊子を

いつも眺めていた事を。

せっかく稀有な幼稚園に通わせてもらって

仏教に触れていたのに、何も知らないのでは勿体無いです。

 

1冊の本、たまたま見たドキュメンタリー、

「釈迦」「堤婆達多」「捨身飼虎」と言うワードに導かれ、

「知りたい」欲がまたふつふつと溢れてきました。

 

もっと読みたい希林さんのその他の本、エッセイ。

そして、静かに読んでみたい「ジャータカ」。

 

 

 

www6.nhk.or.jp

 

 

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